- 2017.07.16 Sunday
焼き菓子の魅力〜カワタ製菓店
1970年〜80年代に賑わいを見せたベッドタウン吹田
駅前の商店街も、ひところに比べだいぶ元気がなくなりました
この近辺におもしろい店など存在しないと思っていたのですけど
駅の裏手の民家に混じって、かわいいお店を見つけました
JR吹田駅の裏手、ラーメン屋さんや民家のあつまる界隈
ごくごく普通の昭和の町並みのなかにあるちいさなお店
一軒の古いお家を改造した、なつかしい感じの洋菓子屋さん
洋菓子屋さんといっても、ちいさい子供の好きそうな
かわいくデコレーションされたケーキが並ぶお店ではありません
大人のためのお菓子屋さんですね
焼きっぱなしのシンプルなお菓子
フルーツやクリームでデコレーションしていない
素朴なお菓子がならびます
どれもあまりに魅力的すぎて
大人はドキドキします^^
バックヤードには
焼き立てのスコーンとパウンドケーキも見えました
あれは、どんな味なのかな^^?
イギリスで食べる、バターたっぷりの濃厚な味ではなく
甘さもひかえめで、ものすごくやさしい味
地味なんですけど、感動的においしい
お店のほうは、古民家といっても、江戸時代とかではなくて
ごくごく身近な、昭和初期くらいのおうち
ちょっと古い町に行けば、まだまだたくさん残っている
そんな感じのお家です
手づくりのやさしさを感じさせるリノベーション
店主さん自身が、お知り合いの方の力を借りて自力で改装されたのでしょうか?
間仕切りを取り除き、壁を塗り、天井に布を張った
ごくごく簡素なリノベーション
なんてことはないんですけどね
あまりにも飾りっけがなくて、そのありのままの姿が
なんともいえず心にしみるんですよね
廊下と、格子窓から見える中庭は
昭和初期から変わらないものなのでしょう
ゆっくりくつろげる大きなソファや
癒し系の本がたくさんありました
長く編んだ黒髪の、かわいらしい奥さんがお菓子を焼いて
眼鏡をかけた男前のだんなさんが、珈琲を淹れて
ふたりで切り盛りするかわいいお菓子屋さん
絵本の世界みたい
椅子がすごく座りごこちよかったんですけど
しまった、写真撮るのわすれた^^
出されたお冷に氷が入ってなかったのが何気なくうれしかった
暑い夏に冷たいものを飲むと汗がとまらなくてしんどいから
こんな気遣いがありがたい
しばらくするとコクのある珈琲も来ました
羚羊とかいう名前だったかな?
頼んだ焼き菓子は
沖縄パイナップルとマカデミアンナッツのタルト
普通のイギリス菓子みたいに
バターと卵たっぷりの濃厚な味というのではなくて
さらっとしていて食べやすい、和風な感じの西洋菓子
そういえば、珈琲に入れた砂糖
変った色していたので、少しなめたらすうっとして美味しかった
和三盆か何かかな?
お菓子にも使われているのかも
月曜日のオープン直後
朝の11時くらいに行ったのですが、
ちいさなお店はあっという間に満員になりました
それでも座席数のすくない、ひろびろとした店内は
ゆっくりした時間が流れています
こんなに感動と、現実的な夢にあふれた西洋菓子店は初めてですね
吹田の町も捨てたもんじゃあありません
ただ難をいえば、開店日数と時間がやたら少ないことでしょうか
開いているのは日・月・火の3日間、営業時間は11時から6時までの7時間のみ
午前中に行かないと、お菓子は売り切れていることも多いようです
カワタ製菓店
https://tabelog.com/osaka/A2706/A270602/27090341/
本日も素敵な一日でありますように
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とってもステキなお店。
スコーンをテイクアウトしたけど、次回は店内でゆっくりしたい。