大阪市立図書館の奥にあるちいさいカフェ

「スモーブローキッチン・ナカノシマ」へ行ってきました

 

かれこれ5年ぶりの訪問ですが

雰囲気は以前とまったく変わってなかったですね

 

 

店名のスモーブローとは

北欧のオープンサンドです

 

ライ麦パンに、魚介類やローストビーフなどの具材が

たくさん載っています

 

こちらはショーウィンドーに置いてある

テイクアウト用のスモーブロー

インスタ映えしそうです

 

 

歴史ある図書館内につくられたカフェですが

ここは元、どういった用途のお部屋だったんでしょうね

 

とてもやさしい光が射しています

 

 

図書室にしては窓が多すぎて

所蔵している本が傷みそうです

 

もとは講堂か、なにか集会所みたいなところだったのかもしれません

 

 

朝のおだやかな光の中で

注文したお品が到着するのを待ちます

 

鶏肉のサラダのスモーブロー

モーニングセットでスープとドリンク付き980円です

 

 

パンが無いように見えますが

サラダを掘ってゆくと、下に現れます

 

パンをサラダの底に敷く意味がわたしには見出せませんが

ソースを吸い取ったり、なにかいいことあるのかもしれません^^

 

 

店内にはフルーツと野菜のデトックスウォーター

最近ナチュラル系のお店でよく見かけるやつです

 

 

食後はひさしぶりに
図書館内をおさんぽ

 

むかしの学校みたいですね

 

 

地下一階、地上3階の建物ですが

天井が優雅で、見入ってしまいます

 

 

おもいっきり大英図書館のパクリではないかと思うのですが

1904年の竣工の、大阪にある中之島図書館

 

設計者の野口孫一は、ヴィクトリア時代末期のロンドンで

建築を学んだかたです

 

 

大阪の川沿いのアンティーク

小さな大英博物館こと中之島図書館

 

立ち寄られた際には図書館食堂もおすすめです

スモーブローキッチンナカノシマ

 

本日も素敵な一日でありますように

 

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明治33年(1890)につくられた南禅寺の水路閣

始めて行ったのですが、その迫力に圧倒されましたよ

 

新緑の季節と秋の紅葉シーズンが人気ですが

冬の水路閣も神秘的で、神々しい感じがしました

 

 

水路閣は琵琶湖から京都に水を供給するため、

およそ130年前につくられた琵琶湖疎水の一部

 

いまでも現役で使われいることがすごいです

上から見ると美しい水がさらさらと流れていました

 

 

南禅寺の境内に位置するため

景観を配慮し、美しいレンガで造られた水路閣

 

全長が93.17メートル、巾が2.42メートル

毎秒約2トンの水が流れているそう

 

京都の近代化に大きな役割を果たした建造物です

 

 

人気の写真スポツトでもあるので

たくさんのカップルが、着物を着て楽しそうに自撮りしていました

 

日本人だと思っていましたが中国語を話されていたので

海外旅行を楽しむ外国人ツーリストのもよう

 

 

トレッキングのコースの一部でもあります

 

軽装の観光客に混ざり、わりと重装備な格好のかたも

ちらほら見られました

 

わたしも蹴上の方向に向かい、少し歩きます

 

 

しかし寒空の中、だれもいない水路脇の深い森の中に向かって

ひとりで歩いて行くのは恐怖でした

 

ここで水路に落ちたら寒くて、だれにも気づいてもらえなくて死ぬな・・・とか

いろいろ怖いことを考えながらも、途中で引き返すともっと怖いので

終点まで歩き抜きました

 

 

終点の公園には、田辺博士が笑顔でほほ笑んでいます

この琵琶湖疎水を作ったかたですね

 

ここの開発は田辺朔朗(1861-1944)博士が

旧の東大工学部を卒業したときの卒論テーマが発端です

 

卒論がイギリス土木学会の最高賞であるデルフォード賞をとったので

そのまま卒業後、京都府の御用掛となって、疎水計画を実現させたとのこと

 

 

若干21歳の若者が、大規模な疎水を5年で作り上げたというのが驚き

 

近くには廃墟の英国国教会のようなものがあるのですが

これも博士が提唱してつくった、日本初の水力発電所

 

京都の近代化に大きな力を与えました

 

 

こっちは旧御所ポンプ室

京都御所が火事になったとき用に水をくみ上げるポンプが中にあったそう

 

ものすごくビクトリア時代の英国テイスト

 

外側は国の登録有形文化財ですが

中はがらんどうで、ポンプがあるだけだそうです

 

 

ねじりまんぽ

 

明治に造られた、レンガづくりのトンネルで

らせん状にレンガが詰まれていて、渦を巻いたように見えます

 

 

中を通ってみましたが

明治時代に吸い込まれそうな感じがしましたよ^^

 

短いトンネルですが、面白い場所です

 

 

ねじりまんぽの上は、蹴上インクライン

 

100年前は、蹴上の船溜から高低差のある南禅寺船溜まで

舟ごと荷物を運んだ傾斜鉄道

 

当時の情景が再現されていました

 

 

線路の距離は全長582メートル

観光名所となっており、普通に歩けます

 

いまは静かな廃線跡ですが、春はさくらの名所になるそう

またその頃来てみたいですね

 

 

冬の水路閣周辺は人が少なくて、情緒をゆっくり味わえたのですが

寒さで、気が遠くなりそうになりました^^

 

訪れるなら桜の咲く、あたたかくなってからの季節がおすすめです

本日も素敵な一日でありますように

 

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以前、いのしし神社へ行くときにみつけた聖アグネス教会

モダン建築のイベントで入れたので、行ってきました

 

およそ100年前に建てられた聖公会こと、英国国教会

可愛いレンガづくりのすてきな教会です

 

 

教会の前は、車道で、全景が撮りづらかったので背後から

 

この教会の、本家が大阪の川口にあって、とても素敵なのですが

こちらはその教会を小さく縮小した感じの、可愛くコンパクトな教会

建てられたのは1898年です

 

 

あたたかで、やさしい英国国教会の空気が流れます

 

プロテスタントほど質素ではなく、カソリックほど豪奢でもない

なんともいえずエエ感じの教会

 

まえに川口の教会で牧師さんの話をお聞きしましたが

教義もプロテスタントとカソリックの中間みたいなものだそうです

 

 

説明書きに、ゴシック様式と書いてありましたが

なんとなく和の雰囲気も感じるかわいい教会

 

京都でいちばん古い教会なのだそう

 

 

木製のタカに緑色の細い布がかけてありました

これはなんでしょうかね?

 

もちろん何かの意味があるのでしょう

 

 

教会の窓にはたくさんのステンドグラスがはめ込まれ

神秘的な光を放っていました

 

いまいち上手く撮れなかったのですが

こちらの部分の窓だけは撮れました

 

ちょっとアールヌーボーの雰囲気漂う素敵なステンドグラス

 

 

 

それからこちらは、母体である平安女学院の明治館

1895年に、イギリス人建築家ハンセルによって設計された国登録の文化財

 

白っぽい帯が可愛い、クィーン・アン様式の講堂です

 

 

入口に、学校名と、創立年号の1895年が刻まれています
なお、平安女学院は、英語名がSt. Agnes' School(聖アグネス学院)だそう

 

和名と英語名が全然違うんですね

 

 

中はちょっと北浜レトロを思い出します
独特のブルーグリーンの色彩とシャンデリアのせいでしょうね

 

なお、中の写真も撮りましたが、折り畳み机と椅子しかなく
ちょっと殺風景だったので割愛します^^

 

 

1920年からのセーラー服がありました

平安女学院は、全国に先駆けてセーラー服を取り入れた学校

 

せんに、日本最初のセーラー服?

ということで話題にもなっていました

 

でも今の制服はブレザーです

どうしてなんでしょうね??

 

 

 

聖アグネス教会のあとは京都御幸町教会へ

 

こちらはまた宗派が異なるプロテスタント

京都は寺社仏閣だけでなく、意外と教会も多いのです

 

こちらの会堂は、1913年にヴォーリズによって設計されました

日本国内では、最古のヴォーリズ教会建築だそうです

 

 

かわいらしい聖公会の教会を見た後では

その質素さに、ちょっとびっくりします

 

宗派それぞれの考えもあるのでしょうが

質実剛健という感じで、いいなと思いました

 

 

最後、ここは入場制限と拝観料があるので入りませんでしたが

こちら京都ハリストス正教会の生神女福音聖堂

 

中はキンキラキンのご様子

 

日本正教会の現存する最古の教会で

内部にはロシア正教会から送られたイコン(聖像)などがあるそうです

また機会があれば訪れてみたいもの

 

 

クリスマス前ということで

本日は、教会特集にしてみました^^

 

本日も素敵な一日でありますように

 

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紅葉が始まり、秋風の吹く京都

 

憂いを帯びた涼し気な情感が漂いますが。。。

昨日の京都はめちゃくちゃ暑かったです

 

最高気温は23度まで上がったもよう

 

 

今週の金曜日から本日まで、11/11(金)〜11/13(日)まで

京都モダン建築祭というイベントがありまして

それを見に行ってきました

 

こちらは最初に訪れた、白川沿いの「旧竹中製麦所」さん

戦前まで、水車をまわして製麦していた工場です

 

 

100年以上前に建てられた家屋や工場を生かし

現在は、「時忘舎」という美しいカフェ兼イベントスペースになっています

 

天井の高い、開放感のある魅惑的な空間

 

 

奥に座って説明をされているのが

たぶん、竹中製麦所の、末裔のかただと思われます

 

ここが美しいカフェになったのは数年前のことで

それまでは、荒れ放題の場所だったそう

 

 

100年経ってものこせる建物は

やっぱり、骨組みがしっかりしてますね

 

上を見上げると、時間を超越した感じに美しく変色した

梁や天井が、輝いていました

 

 

古いものを丁寧に手入れして

だいじに、だいじに使い続ける

 

この使い捨ての時代に、こういうものを見ると

心があらわれるように思います

 

 

床には、高価なペルシャじゅうたんの新品がたくさん敷かれていました

あと10年もすれば、円熟してもっと、もっといい感じになるのでしょう

 

またそのころ来たいもの

 

 

美しいウィンザーチェアたちも

建物とともに、ゆっくり年月を重ねてゆくのでしょう

 

わたしも良い建物や家具たちのように

年を重ねるごとに深みのある人間になりたいもの

(いま現在なれてませんが^^)

 

 

製麦所が栄えたのは、大正時代のことだそう

 

その時代の、100年の時を経てよみがえった

和洋折衷の美が、心に響きます

 

 

イベント中は、基本的にカフェはお休みですが

この入口に近い、サンルームのような場所だけは営業していました

 

100年前の光を浴びて、お茶を待っているお客さん達は
とてもしあわせそうでした

 

 

母屋や倉庫、作業小屋など、建物にはいろいろな用途があったのでしょう

 

途中、賃貸アパートになっていた時代もあったそうなので
素人目には、もと何の建物だったのかはわかりませんでしたが
いろいろと想像するのは楽しいです

 

 

京都の秋は、暑いながらもゆっくりと
紅葉は進んでいます
見ごろはもう2週間くらい先だとは思うんですけど

 

 

疎水のそばでは、たくさんの結婚式の前撮りが行われていました

 

何組もの花嫁さん、花婿さんが歩いていて
とてもきれいでした

 

なんだか合同結婚式みたい・・とは一瞬思いましたけど

 

 

京都モダン建築祭は、本日までやっています


本日も素敵な一日でありますように

 

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久しぶりの北浜レトロさん

いつ来ても、いつ見てもかわいいですねえ

 

100年以上前の建物をリフォームしたカフェは

大都会のビル群の中に挟まれるように、ぽつんと建っています

 

 

お店の前には可愛らしい看板が出ていました

 

犬はダメなようですが

クマは大丈夫なようです^^

 

 

ここはいつも並ぶので

今回は初めて予約してゆきました

 

待たずに入れてよかったです

しかも窓際の、いい席にしてもらえました

 

11時の開店から入ったのですけど

お客さんの少ない静かな美しい空間を楽しめてよかったです

 

 

ランチのサンドイッチセットを注文すると

まずはポット入りの紅茶が先に運ばれてきましたよ

 

本日の紅茶はキームン

少しくせのある深い味で、ミルクティにして飲むと美味しかったです

 

 

今回はティーカップも、お皿も

どちらもウエッジウッドのワイルドストロベリーでした

 

イギリステイストのお店に行くと、ワイルドストロベリーを含め

いろんなウエッジウッドを使っているお店が多いですが

偶然、わたしにワイルドストロベリーが回ってくる確率は高いです

 

 

ハムとカマンベールチーズ入りのサンドイッチと

ポテトサラダとレタス入りのサンドイッチ

 

紅茶のサイズから、サンドイッチのお皿の大きさがわかるでしょうか

 

ボリューム満点で、一緒に行ったバッグ作家さんは

一皿を、二人分だと最初勘違いしていました

 

これにデザートのケーキとクッキーがついて
1300円というのは、信じられなく安いです
ちなみにケーキは、桃とオレンジでした

 

 

レモンティのレモンも

かわいく角がカットしてあって、心くばりを感じます

 

さすが人気店だけのことはありますね

 

 

ここのお店は2階がティールームで

1階が雑貨とテイクアウトのケーキ、焼き菓子類の販売です

 

ちなみに昔参加した、店主さんのセミナーでの説明によると

地下もあって、そこは従業員の着替え室になっているそうです

 

 

3年ぶりに訪れた北浜レトロさんは

充実のクマさんぶりでした

 

前に来たときは、こんなにクマまみれではありませんでした

クママニアには、至福のひとときが広がります

 

 

ケーキ類もボリュームたっぷりで

うっとりするほど美味しそう

 

こんど機会があれば、アフタヌーンティーにも

来てみたいなあと思います

(ダイエットしていなければ^^)

 

 

大阪の、イギリス以上にイギリスな空間

 

北浜レトロはいつ行ってもなんだか少女のような気分にさせてくれる

かわいいティールームです

北浜レトロ

 

本日も素敵な一日でありますように

 

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大阪、京都、神戸を走る阪急電車

ときどきラッピングカーが走っておりますが

先日はえらく雅やかな列車をみかけました

 

京とれいんと描かれたマルーンカラーの電車が

阪急正雀駅に併設されている工場へ入ってゆきました

 

 

この写真ではわかりませんが

中がお座敷列車みたいな感じなんですね

 

皇族がお乗りになるような、そんな内装でした

 

 

気になってしらべたら、3年前から走っていたんですね

京都、梅田間を土日のみ走る「京とれいん雅落」

 

一両ごとに内装が替えられた、ものすごく凝ったつくり

こんど機会があったら乗ってみようと思いました

阪急電車「京とれいん雅落サイト」

 

 

今回の京都は、護王寺へいくまえの丸太町の駅そば

 

歩いていて、イギリスのチューダー朝の建物を見つけびっくりしました

すごくかわいらしい建物なんですが、商業施設ではないですね

 

個人邸宅なんでしょうか?

 

 

表札に大丸ヴィラとありました

 

大丸社長であった、下村家が建てたもので

設計は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

 

今は大丸の迎賓館みたいになっていて、中に一般人は入れません

 

 

国の重要文化財ですが、内部写真はどこのサイトにも流出していないですね

死ぬまでにいちど中をみたいもの

 

建築士の友人はなにかの機会に中を見たことがあるそうで

クラシックな外見に関わらず、中は超モダンな部屋があるんだそうです

ますます見たくなりました

 

 

大丸ヴィラのそばにかわいらしい教会がありました

レンガづくりの古い英国国教会

 

100数十年前に、宣教師が初めての英国国教会を大阪の川口に建て

そのあと京都に平安女学院をつくりました

 

こちら聖アグネス教会は、平安女学院の建物の一部のもよう

 

 

平安女学院のブログに

聖アグネス教会の内部写真がありました

 

川口にある英国国教会をちいさくしたようで

とても愛らしい教会でした

 

出典:St Agnes Blog

 

話は変わるのですが、今週月曜のエリザベス女王のお葬式

菊の日本の天皇旗が掲げてあったのご存じでしたでしょうか?

 

よく見ると旗のならぶ真ん中に、赤字に菊の旗が見えます

 

 

天皇家(正式には上皇陛下)はイングランドのガーター騎士団の一員で

聖ジョージ聖堂には1971年から天皇旗が掲げてあるそう

 

外国人の騎士団員は、デンマーク女王、スウェーデン国王、スペイン前国王、オランダ前国王

ノルゥエー国王、スペイン国王、オランダ国王、日本上皇の8名のみだそうです

出典:Wikipedia ガーター勲章

 

1906年(明治38年)明治天皇に授与されました

 

 

日本と英国王室のご縁は100年以上前からのものだったんですね

そりゃあお葬式は欠席するわけにはいきません

 

なんだか古い話になりましたが

今日の脱線は、さらにもう5年前に遡ります

 

120年前のビクトリア女王のお葬式

1901年にお亡くなりになっているので、映像が残っています

留学中だった夏目漱石も、見物していたそう

 

 

 

こちらは50年時代が進み、前回の70年前のお葬式

エリザベス女王のお父様、ジョージ6世のときのもの

 

お亡くなりになったのが2月だったため、兵隊さんの服装は冬服で

車は使わず馬車で移動という点は異なりますが

今回のお葬式のご様子と似ていました

 

 

 

大英帝国が最も栄えたのはビクトリア時代後半の1800年代中〜後半

 

今回のエリザベス女王の国葬を見て、その大英帝国最盛期のレガシーや、

日本との関係なども脈々と保たれているのだなあと深い感慨を覚えました

 

本日も素敵な一日でありますように

 

 

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先週に引き続き、天保山のおはなし

 

今回は、天保山レトロさんぽ

1930年代、昭和初期に建てられたアンティークビルを訪ねてみました

 

みなと通りに並んで建つ、天満屋ビルと商船三井築港ビル

重要文化財指定ではないですが、趣のある素敵な建物

 

 

まずは商船三井築港ビル

1933年(昭和8年)竣工の、ツタのからまる洋館

 

現在は、有名なおうどん屋さんになっていて

天保山の数ある飲食店の中で、人気ナンバーワンを誇ります

 

 

となりが天満屋ビル

こちらは1935年(昭和10年)と、商船三井より新しいのですが

なぜか古く見え、アンティークな風合いが強いです

 

1階の高めの入口に、水色の階段が出ていますが

もともとここは2階

 

現在半地下になっている部分が一階だったものの、昭和中期の

水害対策による盛り土で、ビルが沈んだような形状になったそうです

 

 

天満屋さんというのは大阪の海運業者だったようですが

商船三井とは違って、いまの持ち主は違う会社なのでしょう

 

レトロで愛らしいたあたずまいは、建築当時のままで

手を加えてないのかと思ったら、大阪市がお金を出して令和二年に

元の趣を戻すべく修理をしているようです

 

 

こちらのテナントは、「ハaハaハa HayashiRice & JewelryCrafts」さん

なかなか覚えられない長い名前ですが、基本ハヤシライス屋さんです

 

ハヤラシライス屋さんで、ハンドメイドのアクセサリーも販売しているという

なかなか複雑怪奇な組み合わせ

 

 

このお店、驚くほどセンスがよいのです

 

アンティークとかビンテージ好きな人には

もう、たまらない感じでしょうね

 

 

なおこの部分は店舗ではありません

 

店舗に入る前の、エントランスホールにいろいろなものを

展示してあるギャラリー空間のよう

 

 

奥に階上に上がる扉がありました

 

ハヤシライス屋さん以外にも事務所があるようですが
上へは、立ち入り禁止になっていました

 

 

階段のあがりまちだけ見せてくれるように扉が開いていたのですが

アンティークな木材が非常に魅力的でした

 

 

ここからがハヤシライス屋さんになります

 

フランス映画の「ラ・マン」に出て来そうな

植民地風の、天井の高い部屋

 

 

広々としていて美しい空間

 

テーブルも、椅子も、飾ってある花も

すべてがセンスよく、落ち着きがあって素敵でした

 

 

なお、空いているように見えますが

オープン直後に行ったのと、お客さんの入れ替わりのスキをついて

写真を撮った成果です。

 

へんぴな場所にあるものの、かなりの人気店です

 

 

こちら、名物のオムハヤシライス

卵がトロトロで、すごく美味しかったです

 

ふだんはカレー派で、なかなかハヤシライスを食べる機会がないのですが

たまにはいいなあって思いました

 

 

 

ハaハaハa HayashiRice & JewelryCrafts

築港麺工房

 

本日も素敵な一日でありますように

 


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京都へ来るたびに、いつか入ってみたいと思っていたお店

喫茶フランソアに行ってきましたよ

 

1934年(昭和9年)創業で、日本で初めて喫茶店として

国の登録有形文化財になった、バロック風の美しい建物

 

 

中は、豪華客船をイメージしてつくられたのだそうです

 

なるほど、ちょっとタイタニック号のキャビンのような

豪壮な美しさがありますね

 

 

開店直後のほとんどお客さんのいない状況で

コーヒーカップと一緒に踊っているヒヨコちゃん

 

背景と違和感がありすぎるのがシュール

 

 

コーヒーカカップには可愛らしく

フランソワの文字が書かれています

 

これフランス語読みだと、フランソアのほうが発音的に正しいのでしょうか?

 

 

教会の光のような、ステンドグラスが魅力のフランソア

 

古い時代のヨーロッパのような
独特の世界が広がります

 

 

上の写真は、ステンドグラスの色が飛んでしまいましたが

近づくと、こんな色になります

 

アールデコ風の、美しいデザイン

 

 

ちなみにこのステンドグラスは
外から見ると、こんな感じです

 

 

喫茶店のほうは、豪華客船風のメイン部分と
もと、フランソア書店だった部分を改装した、あたらしい喫茶室にわかれます

 

朝早くだったので、この改装部分の電気はついていませんでしたが
こちらは教会のような雰囲気の、やさしい感じの空間でした

 

 

こちらにも、幾何学文様のステンドグラス
朝の光に、きらきらと輝きます

 

ベツレヘムの星、八芒星でしょうか?

 

魔除けの六芒星はヴォーリズの建築物でよく見かけますが
八芒星は珍しいです

 

 

改装部分は、ちょッと今どきの
高級インテリアみたいな感じですね

 

こちらも素敵ですが、文化財には指定されていません

 

 

フランソア喫茶室のお隣には、フランソア洋菓子店

 

1934年に喫茶室を始めた立野正一さんの息子さんが
現在もケーキを焼いているのだそうです

 

息子さんもうけっこうなお年なんでしょうね、たぶん

 


お正月二日目はゆるゆると時間が流れてゆきます
みなさま、おだやかなひとときをお過ごしくださいませね


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先週に引き続き、京都のお話

 

この古いおうちは、京都にカステラを広めたことで知られる

明治18年創業の和菓子屋さん、大極殿本舗の六角店

 

パッと見、何屋さんかわかりませんが、お菓子屋さんです

 

 

築140年になる町家を改装したお店には

自慢の和菓子がずらりと並びます

 

かわいらしいお菓子は見るのも楽しい

 

 

ミミズがのたくったような達筆ですが^^

右から左へ「かすていら」と読みます

 

右には、羊羹の文字も見えますね

 

どちらも明治初期から中期にかけて使われていた看板なのでしょう

 

 

和菓子の販売が主となっていますが

中のカフェで、季節の和菓子のイートインができます

 

どれも美味しそう^^

 

 

こちらのカフェスペースですが
栖園(せいえん)と読みます

 

どういう意味があるのでしょうか、ちょっとわかりません

 

 

 

いくつかのテーブルセットがあって
なぜか、おひとり様席は、すべて中庭に面しています

 

中庭を眺めながら、かわいらしいグラスに注いでくれた
美味しい麦茶を飲みながら、注文品が来るのを待ちましょう

 

 

風流な中庭は、よく手入れされており
手水鉢には、かわいい金魚が泳いでいました

 

 

注文品が運ばれてきましたよ^^
涼し気な寒天が目にも優しい「琥珀流し」

 

美味しい煎茶も一緒に到着です

 

 

この琥珀流しの具材は毎月変わります

 

9月は「葡萄」だったそうですが
10月は、栗の甘露煮と大納言あずき

 

ものすごく美味しそうにみえますが^^!

 

 

実際、ものすごく美味しかったんです^^
とろけるようでした

 

まだあたたかさの残る、京都の日中にはぴったりの甘味です

 

器も、お盆も、茶器も、スプーンとスプーン置きも
それから接客も、どれも素敵でした

 

 

お店の中には、ほかによくわからないお部屋もありました

 

座敷を借り切ったりもできるのでしょう
お稽古事でもありそうな感じ

 

 

 

明治初期、およそ築140年前に立てられた町家は
いぶしたような、美しい色に輝いていました

 

こういった、手入れのよいお屋敷に住んでみたいもの

 

 

もとはなにか作っておられたのか、商売をされていたのか
梁の高い、不思議な古い商家でした

 

 

人のすくない今の時期
三条通り近くの、おすすめスポットです
でも紅葉のはじまる今週末あたりから賑わうかもしれませんね^^

 

本日も素敵な一日でありますように

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さあて、先週に引き続き

北野の異人館のお話でございます

 

朝、異人館周辺をひとまわりして

疲れたので、コーヒーのみに来たんですよね

 

 

こちら、スターバックス北野異人館店

 

コロニアル風のかわいらしい建物は

NHKテレビ小説、風見鶏のモデルになった、パン屋さん

「フロインドリーブ家」が、阪神淡路大震災前まで所有しておられた建物

 

 

中に入ったら、家具調度品も本格的で
そのスターバックスとは思えない豪華さにびっくりしました

 

まるで海外のアンティークホテルです

 

 

1階は、大きな広間がドーンとあって

いろいろなテーブルや椅子で、小さく区分けされていました

 

この暖炉前の席も素敵です

 

 

朝日のあたるテーブル席

 

なお、人がほとんどいませんが、それは朝9時前に行ったから

異人館は10時オープンが多いので、いまは閑散期
まあ、それを狙っていたんですけど^^

 

 

階段を上り、二階へ上がります

このフロアは、部屋がいろいろ分かれてますね

 

 

二階にはちらほら人がいました

 

こちらはいちばん大きな部屋で

壁にはリトグラフなどがたくさん飾られていました

 

 

この部屋にだけ、人がたくさんいましたね

 

あきらかに観光客ではない感じで

仕事や勉強をされている方が多かったです

 

机にコンセントがあるのかな?

 

 

朝の時間帯は、お勉強や仕事をしやすい
ダイニングテーブル席が人気のもよう

 

優雅なソファ席にはだれもいません

 

 

だれもいないから
好きな席に座りホーダイ

 

アンティーク家具も観賞しホーダイ

 

 

だいぶウロチョロしましたが

奥まった、陽のあんまりあたらない席にしました

 

日焼け止め塗っていないので
可能な限り、日光は避けたいのです

 

 

マグカップに入ったコーヒーとともに過ごすひととき

 

スタバはメニューが私ごのみではないので、ふだん来ませんが

ここのスタバは日本一〜と

 

思ったのでした

 

 

 

きょうもお散歩日和の、いいお天気になりそう

本日も素敵な一日でありますように

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